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LAB02 「 古米の乱 」

2,500円

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20歳未満の飲酒は法律で禁止されています

「 味わいの特徴 」 バナナや洋梨などの穏やかな香りを基調に、シルキーでまろやかな甘みが膨らむ。サラリとした粒感で軽快なフィニッシュが特徴の辛口濁酒 ・原料米    福岡県産山田錦(平成30年産) ・アルコール分 14度 ・精米歩合   65% ・使用酵母   701 ーーーーー以下、醸造長からの案内文ーーーーー いつもご愛顧いただきありがとうございます。 東京の冬はイルミネーションの華やかな明かりが眩しく、九州の飾り気ない田舎の空が懐かしく感じられます。皆さまの街ではどのような明かりが灯っているのでしょうか。 「LAB02」のご案内です。 「ようやくコノハナさんから新酒のお知らせが来たか。」と思われた方、申し訳ございません。令和3年度醸造ですが、新酒(新米)ではありません。 今回の主人公は、平成30年産・福岡県糸島産無農薬山田錦・等外米です。 ・テーマ    古米の乱  そもそもこれは山田錦として名門・福岡糸島の地に生まれ落ちたるものの、良縁乏しく参年餘り薄暗き蔵内に埋もれたるが、再び表舞台に立たんと欲す、「叛逆」である。いざ戦わん。無条件に初物ばかりを信奉する者共と。いざ抗わん。怠慢と偏見がはびこる旧き価値観と。 「等外米の古米、しかも3年落ち」となりゃ、行く末はせいぜい甲類焼酎となって有象無象の一員になるのが関の山。それが酒米業界の現状です。コロナ禍の影響から、酒蔵が製造石高を減らしたために米農家の酒米離れが進んだこともまた、皆さま記憶に新しいことかと思います。 「つくづくもったいない。」さけは言わずもがな穀物を原料とする酒類なのですから、貯蔵が可能です。野ざらしに放置されて古米臭プンプンのものはいざ知らず、現在では温度・湿度ともに管理の行き届いた環境で保存され、新米と比較しても決して引けを取らないものが数多く眠っています。むしろ経年による変化、例えばミネラル分の増加などは、素材に秘める個性としてより積極的に評価すべきではないでしょうか。 「日向さん、面白い米があります」ことあるごとに「なんかなかかね~」と言い続けていたところに生まれたこのお米とのご縁。ひと目で美しく力強いお米なのが解るとともに、あるべき姿も鮮明に浮かび上がりました。 時は満ちたり、新米シーズン真っ只中の令和3年12月。世間の流行とは裏腹に、私は反逆の徒となって、この古参のお米を大将に担ぎ、一旗揚げる決意をいたしました。新米・初物ばかりを涎垂らして追い求めるパブロフちゃんや旧態依然の常識という非常識に囚われたカタブツくんには決して分かるまい、この枯淡の趣を、どうぞご堪能くださいませ。 木花之醸造所 醸造長 日向勇人

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